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マイケル・イグナティエフ氏 講演会


 カーネギー・カウンシルはアンドリュー・カーネギーにより1世紀前に設立された世界屈指の国際倫理に関する非営利教育団体の一つです。設立100周年記念事業の一つとして「世界とつながる倫理」を目指して、2013-15年の3年間、ハーバード大学ケネディスクールの教授であり、カナダの作家、元政治家でもあるマイケル・イグナティエフ氏を上廣チェアーとして招聘しています。氏は「Global Ethical Dialoges」というプログラムにより2013年は南米に、2014年はヨーロッパ各国、2015年にはアジア、アフリカ地域を訪問し、各国の大学等で対話型の講義を行い、日本においても国際基督教大学等で講演を行い、6月4日には「技術とリスク、日本の経験から学ぶ」とのタイトルで、ハーバード大学の卒業生らを招いて、当財団ホールで講演会を実施いたしました。


  • 行事概要
    日 時:平成27年6月4日(木) 18:00〜21:00
    場 所:講演会/上廣倫理財団UFホール
    テーマ:“技術とリスク:日本の経験から学ぶ”
    参加者:60名

  • 進 行
    司 会:デビン・スチュアート氏(カーネギー・カウンシル)
    講 演:マイケル・イグナティエフ氏
    (上廣カーネギー百周年記念チェアー・ハーバード大学教授)

  • 講演概要
    リスクの高い技術はどう管理すればよいのか。9.11同時多発テロ、リーマン・ショック、福島第一原発事故。これら3つのケースでは想像を絶する重大な事件が起こり、それに関わった人たちは、技術と未来への希望を失ってしまった。 しかし、事故が起きることはある意味で自然なことであり、人間は事故を引き起こすような間違いを起こすものである。とすれば、事故は起きるべくして起きて、偶然に起きるものではない。想像を絶するという「想定外」という言葉はただの言い訳にしかならない。 国が原子力発電所といった高い技術のリスクを背負っている場合には、誠実な政府官僚、積極的に政治に関わろうとする裁判所や市民社会、そして政治に関心をもって投票所に足を運ぶような国民がいなければ、そのリスクを低減させることはできない。リスクに関する知識や理解が国民全体に広がれば広がるほど安全に近づくということである。 想像を絶するような事故が発生し、それを乗り越えるためには福島第一原発での対応のように折れない心が必要である。折れない心はその時に学ぶことができるが、事前に教えることはできない。想像を絶することは必ず来るものであるが、未来への希望がなければ、折れない心を持つ意味はないし、折れない心を持つということは高い希望を持つということである。



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〈2011年カーネギー上廣フェロー報告〉
〈2010年カーネギー上廣フェロー報告〉
〈2009年カーネギー上廣フェロー報告〉
〈2008年カーネギー上廣フェロー報告〉
〈2008年カーネギー上廣レクチャー報告〉


 

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