上廣・カーネギー・
  オックスフォード
  倫理会議

オックスフォード大学
  寄付講座・上廣センター

カーネギー・カウンシル
  提携事業

オックスフォード
  上廣セント・クロス
  派遣制度募集

 
ハワイ大学
  上廣哲学倫理教育アカデミー

  
2015年度オックスフォード上廣センター報告


21世紀以降の人類の運命は、人間の選択で決定されます。そして、その選択を行う人々の価値や原則、広い意味での倫理によって左右されます。私たちは実践的な倫理の研究を発展させ、より善い人間の選択を導けるようになることを目指しています。 センターの目標は、実践的な倫理によってより深い議論や合理的な省察を促し、支えることです。センター全体としては特定の哲学や手段、解決または観点に与しませんが、個々のメンバーは対話や関与、熟考の根拠として実質的な結論に論拠を与えているかもしれません。私たちは倫理に至る様々な考え方の間で議論されることを奨励しており、意見の相違を乗り越えて、コンセンサスの重要な領域を確認しようとしています。 今年の大きな科学的進歩は、緊急の倫理的判断を必要としました。科学者がゲノムを編集することができる新しい技術は、人間の胚ですでに試用されていますし、成功すれば遺伝による病気が根絶されるようになり、無病のゲノムを将来の世代に引き継ぐことになります。しかし、それは親が無病の諸特性を編集できることも意味しています。同様の問題はミトコンドリア移植の技術からも生じます。それは英国政府によって今年使用が承認され、10月に法律が施行されました。この技術は、遺伝学の一種の臓器提供です。罹病したミトコンドリアは健常な材料提供に取り替えることができるようになります。ミトコンドリアは、細胞のエネルギーを発生させ、他の特性に影響を及ぼすとは考えられていませんでした。しかし、新しいミトコンドリアのDNAは、諸特性を代々引き継ぐことになるようです。センターはこれら双方の新技術について国際上の倫理的議論の最前線にあります。センターは脳神経倫理と道徳的な心理学での主張を構築し、責任をもって今年その仕事に着手しました。センターの研究の中で、この主要な新しいテーマは公衆衛生の最も喫緊の課題となっている伝染病、肥満や中毒などの問題に対処しています。最近の科学情勢は、私たちの選択に影響する大まかな方向性を与えています。たとえば脳深部刺激療法(DBS)は、食欲不振や中毒などの症状、いわゆる障害を治療することに成功しています。私たちは、このような介入への倫理性について探求し続けながら、一方でこれらの発見による責任の性質について私たちに何を教えているかを問うていると思います。
  • 所属研究者
    所 長: Professor Julian Savulescu
    所長補佐: Dr. Guy Kahane
    上廣フェロー: Professor Tony Hope, Professor Roger Crisp

    基幹研究員
    Professor Ingmar Persson, Professor Janet Radcliffe-Richards, Professor Jeff McMahan, Dr. David Edmonds, Professor Ilina Singh

    研究員
    Dr. Alberto Giubilini, Dr. Anders Sandberg, Dr. Andreas Kappes, Mr. Brian Earp, Dr. Christopher Gyngell, A/Prof. Dominic Wilkinson, Dr. Hannah Maslen, Dr. Jonathan Pugh, Dr. Joshua Shepherd, Dr. Katrien Devolder, Dr. Kei Hiruta, Dr. Mark Sheehan, Dr. Nadira Faber, Professor Neil Levy, Dr. Thomas Douglas, Dr. Toby Ord, Dr. Will Davies


 

HOME | 財団概要 | 道徳教育 | 生涯学習 | 表現教育 | 国際交流 | 研究助成
© Copyright 2004 公益財団法人 上廣倫理財団 All Right Reserved.