この給付型奨学金制度は、日本在住の哲学・倫理分野の研究をする大学院生、博士課程修了研究者を派遣留学生(Visiting Scholar)または派遣研究員(Visiting Fellow)として、9か月間または12か月間オックスフォードで送り、そこでの生活、勉学、研究を通じて広い視野と豊かな見識を身につけてもらい、その分野における次世代の専門家・指導者を育成する目的で創設いたしました。
大学院生合格者はオックスフォード大学哲学科内Oxford Uehiro Centre for Practical EthicsのJulian Savulescu教授と担当教員の指導を受けます。博士課程修了研究者についてはOxford Uehiro Centre for Practical Ethicsにおいて個々の研究を行います。派遣留学生、派遣研究員とも、セント・クロス・カレッジに所属し、オックスフォード大学特有のカレッジ生活を体験することができます。この奨学金制度は研究者としては比較的初期段階にいる方に対して、学者としての貴重な一歩を踏み出せるような機会を提供することを意図しています。